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日本企業がiPhoneXに搭載予定のanimoji機能で、Appleを提訴。

日本のソフトウェア会社Emonster KKは、AppleがiPhone Xに搭載される機能に使用する名前を盗んだと主張して、 「animoji」という商標の商標を米国法廷でApple Incに訴えている。

Emonster KKは、米国で「animoji」という商標で保有しており、アップルの使用は故意の侵害であるとサンフランシスコの連邦裁判所を通じAppleに訴えた。

Appleは、この件についてコメントすることを拒否した。

Appleのanimoji機能により、ユーザーは顔認識技術を使用して絵文字の表情を自分の表情と同じように表現することができる。

同機能は、11月にリリース予定のiPhone Xに搭載される予定だ。

アップルのチーフマーケティングオフィサーであるPhil Schillerは、「家族や友人とのコミュニケーションのための、新たな体験となる」と、9月12日のiPhone Xの打ち上げイベントで宣伝した。

Emonster最高経営責任者Enrique Bonanseaは、Animojiと呼ばれるアニメーションテキスティングアプリを2014年に配布を開始し、この訴訟に基づいて製品名に商標を登録した。

Appleの公式アプリケーション配布ストア、App Storeでダウンロードできるので、AppleはEmonsterのアプリを完全に知っていたという。

「Appleは、この名前をつけて、「Animoji」はAppleにとって元々あったふりをすることにした」とEmonster氏は訴状で述べている。

Emonsterは、不特定の金銭的損害賠償と訴訟が係争中である間、Appleがこの用語を使用することを妨げる裁判所命令を求めていると述べた。

iPhone Xは2017年11月3日発売予定。ワイヤレス充電機能、赤外線カメラ、顔認識用のハードウェアが搭載されており、指紋センサーの代わりにロックを解除できる。