「テラバイト(TB)」、「ギガバイト(GB)」、「メガバイト(MB)」など、パソコンを使っているとよく耳にする「バイト(B)」という単位。
「バイト」とは容量を表す単位ですが、「バイト」っていったい何?という方も多いと思います。
今回は、身近だけれども謎が多い「バイト」について解説したいと思います。
「バイト(Byte)」って何?
コンピュータが記録するデータの単位として「バイト」が一般的に使われています。
バイトよりも小さい単位で「ビット」があります。
「ビット」が8つで、「バイト」になります。
表にするとこんな感じです。
記号 | 読み方 | サイズ |
B | バイト | 8ビット |
KB | キロバイト | 1,024バイト |
MB | メガバイト | 1,024キロバイト |
GB | ギガバイト | 1,024メガバイト |
TB | テラバイト | 1,024ギガバイト |
お気づきかと思いますが、1,024の倍数になっていますね。
コンピューターでデータが処理されるときは、二進法を使っています。
コンピューターは「0」、「1」しか理解することができません。
1,024という数字は、2の10乗であり、2進数ではキリがいい数字です。
ですが、家電量販店に行くと、わかりやすさを重視して、1TBととか、500GBなどと書かれてあります。
メディアごとの容量の違い
ちょっと振り返って記録メディアの容量をみていきましょう。
フロッピーディスク

(Wikipedia)
これはフロッピーディスクの写真です。
左から8インチ、5インチ、3.5インチのフロッピーディスクです。
容量は3.5インチで、1.44MBです。
光ディスク(CD、DVD、Blu-ray)

(Wikipedia)
それぞれのサイズ
名称 | サイズ |
CD | 700MB |
DVD | 4.7GB |
Blu-ray | 25GB |
HDD(ハードディスクドライブ)

(Wikipedia)
おなじみハードディスクです。
最大容量は、2016年12月07日に発表された、米Western Digital(WD)から12TBです。
フロッピーディスクに換算すると、約8,000,000枚です。(゚ω゚)
SSD(ソリッドステートドライブ)

(Wikipedia)
最近ノートパソコンによく搭載されるようになってきたSSDです。
ハードディスクと比べ耐衝撃性が高いという観点から注目を集めています。
ただ、ハードディスクと比べると単価が高く、搭載されているパソコンの価格は高い傾向にあります。
ハードディスクとの比較表です。

(Wikipedia)
ちなみにSSDの最大容量は、Samsungから15TBです。
フロッピーディスクに換算すると、約10,000,000枚です。( ゚д゚)
まとめ
普段何気なく使っているメディアにも歴史があります。
技術の進歩ってすごいなぁとしみじみおもわせてくれる記録メディアたちなのでした。