Optane SSD 900Pがついに完成した。
2015年までに、Intelは、3D Xpoint技術を使用してPCのストレージとメモリに革命を起こすことを約束していたが、開発は間に合わずIntelはデータセンター用のOptane SSD DC 4800XとPC用のOptem Memoryモジュールだけを発売していた。
製品が対象としているユーザーは、ゲーム開発やハードに書き込みを行う処理が必要とされるコンテンツ制作者を対象としている。
Intelによると、Optane SSD 900pは、現在の最高のPCIe SSD(Samsung SSD 960 Proなど)より最大4倍高速で、最大22倍の耐久性を備えている。
ゲーム以外にも、IntelはOptane SSD 900Pの恩恵を受けるターゲットとして、エンジニアリングシミュレーションとメディア製作を強調した。
たとえば、数十億の粒子を含む渦巻き渦の7秒間のシーンの作成を、Optane SSD 900Pを搭載したテストシステムで6.3時間、PCIe SSDを使用して17.4時間でできるとした。
インテルは、コンテンツ制作者がより短時間で作業を完了できること、または同じ時間で高品質の出力を実現できることを指摘している。
Optane SSD 900Pは、280GBのU.2モジュールまたは280GBと480GBのPCIeカードとして利用できる。
インテルはまた、来年、M.2でラップトップとデスクトップ用のOptane SSDモデルに取り組んでいるとも述べている。
Optane SSDはブート可能で、ほとんどの最新のデスクトップPCと互換性がある。
ランダム読み取りと書き込み速度はそれぞれ550,000 IOPSと500,000 IOPSで、シーケンシャル読み取りと書き込み速度はそれぞれ2500MBpsと2000MBpsとなっている。
標準保証期間は5年間。
280GBモデルは389ドル、480GBモデルは599ドルで米国で販売される。