普段MacとWindowsを両方使っているのですが、その度にキーボードが変わるのって実は結構なストレスだったりするんですよね。
Macを使うときはMagic Keyboardを使い、Windowsを使うときはLogicool製のゲーミングキーボードを使っています。
それぞれで使う分には問題がないのですが、仕事で両方を使うときにタイピング感覚が違うと違和感を感じます。
MacとWindowsで使いやすいキーボードがないかと探してみました。
条件としては、以下の通りです。
- MacとWindows両方で使えて、それぞれのショートカットキーも使えること。
- Cherry MX軸であること。
- 日本語配列フルサイズのキーボードであること。業務でテンキーを使うため。
これらの条件に該当するキーボードを探してみました。
キーボードって全部一緒じゃないの?
MacとWindowsのキーボードの決定的な違いは、かな/ローマ字の切替の方法です。
Windowsであれば、キーボード左上に半角/全角の変換キーが備わっています。
Macの日本語配列キーボードの場合は、スペースキーの左右に「英数」、「かな」と変換キーが存在します。英字配列には存在しないため、切替にはショートカットキーを使う必要があります。
実はこの部分がとても重要です。
大抵のWindowsキーボードは日本語配列108を採用しているため、Windowsでこれまでの使い方を踏襲しつつ使おうと思うと、日本語配列を選ばざるを得ません。
ここで、MacとWindowsのそれぞれの日本語配列のキー配置をみていきましょう。
Macは「CapsLock」、「option」、「command」、「英数」と並んでいます。
Windowsの場合、「Ctrl」、「Windows」、「Alt」、「無変換」となっています。(日本語配列108キーボードの場合)
英字配列のキーボードの場合は、「Ctrl」、「Windows」、「Alt」となっており、変換キーが存在しません。これは、MacとWindows共通です。
英字配列のキーボードは中国製の安価なものが多く、予算を抑えたい場合にはいいかもしれませんが、日本語とローマ字を切り替えて使うときは大変不便です。(ショートカットキーを入力すればいいのですが、ホームポジションが崩れるため、キー入力にラグが生じます。)
条件に合うキーボードを探す!
さて、条件に合うキーボードを探していきます。ちなみに条件は以下の通りです。
- MacとWindows両方で使えて、それぞれのショートカットキーも使えること。
- Cherry MX軸であること。
- 日本語配列フルサイズのキーボードであること。業務でテンキーを使うため。
東プレが候補に上がりました。キー配列、日本語配列でのフルサイズキーボードということで、こちらも問題なし。
ただし、東プレのキーボードはCherry MX軸ではありません。
以前会社に務めていたときに使用したことがありましたが、タイピングの音、押しごこち、キーキャップ を変更できない、などの理由から見合わせます。
HHKBはどうかと考えましたが、日本語配列でフルサイズキーボードがないこと、押し心地が深いストロークが必要で、音も好みとは違います。スコンっ!スコンっ!という音があまり好みではないです。
エレコムなどの日本語キーなどは総じてCherry MX軸を採用していないため見送りです。
逆に、Cherry MX軸を搭載しているキーボードは何かと探してみると、1社だけありました。
アーキスのMaestro FLです。
Maestro FLという最強のキーボード
条件に合う唯一無二のキーボードを見つけました。
アーキスから発売されている、Maestro FLです。
MacとWindows両方で使えて、Mac独特のキー操作にも対応できる機能を兼ね備えた最強のキーボードです。
Maestro FLは、日本語配列でありながら、MacOSモードがあり、キー配列を限りなく、日本語Macキーボードに近づけるモードが搭載されています。

マルチメディアファンクションも再現されます。
地味に便利なのでこれはありがたいです。

しかも、背面にあるDIPスイッチを切り替える1番と2番をONにすることで、左下のキーを「CapsLock」、「option」、「command」、「英数」に切り替えることができます。

軸にはCherry MX軸を採用しており、自分の好みに合う軸を選ぶことができます。
私は、青軸が好みでして、音はうるさいと言われていますが、逆にこのカチッという音が気に入っています。
しっかりとキーを押している感があるため、タイプミスが減るという嬉しい効果があります。

外観をチェック
さらさらとしたパッケージで手触りがよく箱からすでに高級感が漂ってきています。

背面の作りも丁寧でこだわりを感じます。

キーボードにはプラスチックのカバーがついています。
長時間使わないときは、これを被せておけばホコリからキーを守ることができます。

キーボードは、とても渋いです。
ダークグレーのキーキャップ で、左上の赤いキーキャップ がアクセントになっています。

光の加減によって、グレーの色味の見え方が異なります。

テンキーの作りもしっかりとしています。
テンキー上部には、macOS、GAME、NKROなどそれぞれのモードが動作しているときに光るLEDライトが搭載されています。

キーボードの質感はさらさらとしていて、高級感があります。

まとめ
総じて、最高のキーボードです。
- MacとWindows両方で使えて、それぞれのショートカットキーも使えること。
- Cherry MX軸であること。
- 日本語配列フルサイズのキーボードであること。業務でテンキーを使うため。
条件を満たしている事はもちろんですが、タイピングの感覚、音、質感など素晴らしい出来栄えです。
正直にいうと、東プレよりも私はこちらの方が好みです。
もし、MacとWindowsを使っていて、キーボードのタイピングの感覚を変えたくないという人には是非お勧めしたい逸品です。